地区リーグ3部を終えて
2019年10月14日、雨が強く降りしきる中、リーグ最終戦が行われました。
南平高校を相手に5-0で完勝し、6勝1敗でリーグを締めくくることが出来ました。
これを以て、Bチームは解散となります。最後のミーティングでは、
この1年間を振り返えりましたので、この1年間の活動と合わせてご紹介します。
いつの時代もBチームは、勝つどころか大量失点するところから始まります。
その為、「守備をしない選手」、「守備が出来ない選手」は試合に出せないと
選手に伝えたところからスタートしました。
守備は試合を決定付けることは出来ませんが、試合を成立させることはできます。
昨年の10月から強いチームに対して、「ゴールを守る」を徹底してチャレンジしました。
そこから冬の遠征を通じて、「ボールを奪う」をテーマにやってきました。
徐々にゲームが成り立つようになり、攻撃にシフトするようになります。
春の遠征では、「積極的な守備」を武器にしながら結果を求める、
つまり守るだけでは試合は決定付けませんので、
すなわち攻撃を成功させなければならないのです。
さらに「タフ」にならなければなりません。
しかし、Bチームとして初めて予選リーグを通過して決勝リーグに進むことができました。
そこで選手たちと約束したことがあります。
それがリーグ戦で優勝することです。学年関係なく積極的に話し合い、
トレーニングに集中するだけでなく自分たちを鼓舞する姿は大きな成長でした。
そのおかげでリーグ初戦を勝利し、良いスタートを切ることができました。
2連勝し、梅雨時期に行った3戦目で初めての黒星を喫しました。
その試合までの2週間のトレーニングと、
サッカーやチームに対する向き合い方が全力ではありませんでした。
2連勝という好スタートを切ったことで、どこからか安心感を得ていて、
油断のほかありませんでした。
しかし、それを教訓に残りのリーグ戦に臨んで、
第6節は3年生の引退試合と位置づけて行い、7-2で勝利し3年生の花道を作ることもできました。
Bチームは解散しますが、2年生はここからが本当の勝負となります。
この1年で得た教訓と私から教わったことを自分のものとして挑んで欲しいです。
リーグ戦を通じて選手に伝えたてきたことを最後にご紹介します。
私が思う「サッカーの本質」は、1.ゴール前の攻防、2.球際、3.切り替え、です。
これはサッカーという競技特性からくるものです。
この本質を考えるとやるべきことが見えてきます。
私自身が現役の時から大切にしているワードがあります。
「予測」+「準備」+「判断」=「最高のパフォーマンス」です。
これはサッカーだけでなく、生きていく上で大切なものだとも考えています。
それ故、ピッチだけでなくピッチ外でも意識をすることで成長できます。
試合で良いパフォーマンスを出すためには、トレーニングを良くするほかありません。
トレーニングは選手の成長が目的で、そのために指導者が環境を整えます。
しかしそこに甘んじていると成長するスピードは遅くなるどころか、成長は止まります。
トレーニングを成功させようとする気持ちを指導者と同じく持ち、
立場を変えて選手として出来ることを全力でやる。指導者の話を聞くのも、
全力でプレーするのも当たり前です。自分を奮い立たせ、仲間を励まし、
チームを支える、それをどんな時も諦めずやり続ける、
それこそが最高のトレーニングだと思います。
以上のことを1年間伝えてきました。
リーグ戦の結果からお分かりいただけると思いますが、
今年のBチームはそれを実践してくれたと思います。
最終順位は他チームの試合が消化されていないのでまだ分かりませんが、
1敗した悔しさを教訓に、6勝したこの経験を武器にこれからの勝負に挑んでもらいたいです。
今年度は監督のおかげで全ての試合をホームで行うことができました。
それにより、たくさんの応援団に支えてもらいました。
チームメイト、保護者、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今井 崇量
写真は保護者応援団の佐藤さんでした。