10月10日日曜日に選手権の2次予選1回戦が行われました。

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2次予選トーナメント表 → sen21_2j

1次予選結果 → sen21_1j

 

東京高等学校はT4所属でT3の昇格圏内にある強豪です。

名将長根監督のもとに、引き継いだ和田監督や魅力あるスタッフが作り上げたチームです。

ファイトする良いチームであり、今年は特に迫力のある代でした。

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両者探り合いながら始まった試合でしたが、

前半の20分に相手がコーナーキックで先制。

飲水タイム後は昭和第一学園がボールを保持し、

セットプレー次にキャプテンが倒されてPKを獲得して同点。

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後半はお互いに良さを出し合うゲームになりましたが、

両者決定機を作れず、後半ロスタイムに突入しました。

後半のロスタイムに相手のコーナーキックが逆サイドに流れ込み、

決勝点になるかと会場全体がどよめきました。

最後に決めてくる勝負強さはさすがでした。

 

しかし、昭和第一学園の選手たちはその窮地でもあきらめず、残り1分でフリーキックをもぎ取り、

最後1プレーでゴール前に流れ込み、最後はキャプテンが泥臭くスライディングで同点弾を

もぎ取ってきました。

信じ切った自分たちを讃えるような、キャプテンの咆哮がフィールド中央に響きました。

 

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今年の代は成績もよく、3年生の成績が評点4.3あります。

毎年上がり続けていますが、文武両道の誇れる文化です。

進路も皆が指定校や総合型で良い大学に決めており、

さらに意欲がある選手は一般受験で上位校を狙っています。

先輩たちが作り出した勉強、挨拶、ゴミ拾い、ポジティブさの文化を引き継ぎ、

AB関係なく人間的にも魅力ある選手たちです。

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そのような人間たちだからこそ、サッカーも魅力的です。

後半に主導権を握りながら決定機を決められませんでしたが、

PKで全員が決め、GKのスパーセーブで2本抑え、勝利を決めました。

 

昭和第一学園 2【4PK2】2 東京高等学校

 

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当部のスローガンは「ジャイアントキリング」です。

「同じ人間は何をやっても一緒」これが当部の教育理念です。

同じ人間である以上、勝手に結果が良くなっていくことはありえません。

だからこそ、中学時代の自分を変えるしか、高校での結果は変わりません。

当部の「ジャイアントキリング」はただの奇跡的な勝利を願うという意味合いではなく、

「変わった自分たちの証明」という意味があります。

十分に入学当初と変わった彼らが、どこまで中学時代に勝てなかった選手やチームを

打ち倒していくか楽しみです。

 

次戦は名門中の名門の國學院久我山高校です。

ポテンシャルを超えて、人間が成長した果てに、本当にジャイアントキリングが起きるのか?

選手も、指導者も、皆が楽しみな一戦です。

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最後に、1回戦を熱く戦ってくれた東京高校に感謝するとともに、

選手をサポートしてくれている全関係者に感謝いたします。