西砂小学校お祭りボランティア2019
西砂小学校お祭りボランティア2019に行ってきました!
【 ボランティア活動に参加する理由 】
1、「多くの方とつながり、そのつながりを力に変え、そして感動を返せるように。」
地域に応援されるチームを目指すためにも、自分たちができることは、
どんなに小さなことでも取り組んでいきたいと思います。
2、「選手たちの進路の幅を広げる。」
選手たちは学校生活のほとんどをサッカーに費やします。
しかし、進路は様々です。
当部では、サッカー以外の経験も大切にし、それぞれが生涯向上心を持ち、
そして成功体験を獲得していけるような人材になってほしいと思っております。
【 二つのボランティア経験を通して 】
今年もサッカー部1年生が、富士見町お祭りボランティア・西砂お祭りボランティアに参加しました。
まずは、このような活動の場を与えていただいた地域の方々、
運営関係者の方々に、心から感謝いたします。ありがとうございました。
ボランティアの経験を通じて、サッカー部の生徒に身につけてほしい力が二つあります。
一つは、「経験する」ことの大切さです。
今年も、設営準備や後片付け、着ぐるみや売り子、
場内整理や清掃といった多くの仕事を、生徒たちは経験させていただきました。
うまくできたこともあれば、うまくできなかったこともあると思いますが、
その経験すべてが、彼らが人生で選択をするときの糧となります。
着ぐるみに入る、売り子をするなどの経験を通すことで、
彼らの中に「こういう風に仕事をする、役割を果たす」という経験の種がまかれました。
この種がある人間とない人間とでは選択するときの幅が大きく異なります。
特に、若い時期にした経験は、なかなか忘れません。
私自身、冬の寒い中、野外でクラシックギターのボランティア演奏をした日を
今でも覚えています。
かじかむ手でひたすらに手が痛かったことや終了後に運営の方々に
ささやかなパーティーをしてもらったことを思い出します。
なんということのない思い出かもしれませんが、
私の中ではこうしてこのブログで今書けるくらいに大切な記憶です。
「経験をした」ことで「書くこと」ができます。
サッカー部の生徒にとっても今回のボランティア経験が、
自分を形成する思い出になっていることだと思います。
二つ目は、「自分と異なる人々の中に入る」ということです。
現在の日本社会では、徐々に大きなコミュニティが解体され、
たくさんの小さなコミュニティが複数あるという現象が起きています。
もちろん小さなコミュニティも大切なのですが、
複数のコミュニティを行き来する力が欠けると、
自分と同質の仲間とだけ繋がるという狭いコミュニティしか知らずに
生きることになりかねません。
サッカー部の生徒たちは今回のボランティア経験を通して、
異なる世代の方々や学校職員以外の大人の方々と触れ合う機会をいただきました。
社会にはたくさんの人たちが多様な生き方をしています。
多くの「異なる人々」との経験を通じて、
社会のありようを学んでもらえたのではないかと思います。
この後、生徒たちとボランティアの経験の振り返りをしていきます。
生徒自身がどう考え何を学んだのか聞きたいと思います。
改めまして、貴重な経験させていただいたすべての方々に感謝申し上げます。