T4リーグ 高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 東京 (tleague-u18.com)
現在3勝2敗
T4リーグ(第1節)(4月17日)
〇昭和第一学園 2-0 かえつ有明高校
T4リーグ(第3節)(5月5日)
●昭和第一学園 0-2 多摩大目黒B
T4リーグ(第2節)(5月29日)
●昭和第一学園 0-4 目白研新高校
T4リーグ(第4節)(6月5日)
〇昭和第一学園 3-2 都立駒場高校
T4リーグ(第5節)(6月26日)
〇昭和第一学園 6-1 都立東大和南高校
A2チーム
地区リーグ2部
現在2勝0敗
〇昭和第一学園B 7-0 法政高校B(5月22日)
〇昭和第一学園B 6-3 都立八王子北高校(6月19日)
Bチーム
地区リーグ3部
現在3勝0敗
〇昭和第一学園C 2-1 大成高校(5月4日)
〇昭和第一学園C 2-0 都立冨士森高校(6月12日)
〇昭和第一学園C 5-3 八王子実践高校(6月19日)
1年生
KOGリーグ(西東京1年生大会)
〇昭和第一学園 7-0 都立府中西高校
【 現在の所属リーグ 】
東京都のリーグ構成は以下のようになっています。
T1(10チーム)
T2(10チーム)
T3(20チーム)
T4(20チーム) 昭和第一学園Aチーム
地区トップリーグ×40チーム
7地区リーグ
1部(10チーム)
2部(20チーム) 昭和第一学園Bチーム
3部(約30チーム) 昭和第一学園Cチーム
1年生リーグKOG(20チーム) 昭和第一学年1年生
関東大会・インターハイ編でも記載しましたが、
5月の立て直し期間は連敗を喫することになりました。
多摩大目黒との試合に関してはハードワークを徹底できており、
非常に好ゲームではありました。
連戦の疲労から戻りが遅い瞬間を狙われて先制されたり、
ラインを超えたか微妙なボールをゴール判定もらえなかったりと
不運や苦しさもありましたが、残り20分は昭和第一学園の試合でした。
得点を取るのが先か、笛が鳴るのが先か、という展開に持ち込めました。
しかし、全員が一致団結して取り入ったものの、
逆に簡単なカウンターで2失点目を喫し、精神的に重い一撃を浴び、
リーグ初黒星をつけるに至りました。
そして、この試合で疲労のピークを迎えた選手たちは、
ここから2~3週間の長期離脱の選手が続出し、チームがバラバラになりかけました。
5月末の目白研心ではスタートが半分近く変わり、
サッカーもハードワークを選べないのでスタイルを変えて戦うことになりました。
慣れない展開からまさかの4失点をして敗北しましたが、ほぼすべて自分たちのミスからでした。
翌週には全国出場も過去に経験がある強豪都立駒場との対戦が決まっており、
立て直すための時間などなく、トップチームを大きな不安が包み込みました。
間違いなく不安のピークがこの時だったと思います。
ただ、この雰囲気を変えたのはA2・Bチームでした。
今まで以上に入れ替えが激しいA2とBは、それぞれがミーティングを繰り返し、
危機感をもってハードに練習を行っていました。
Aチームが公式戦でバタついている間もじっくりと耐えてチームを作り上げていました。
その入れ替えの希望と危機感、スタッフとの信頼関係が実を結び、
3部の大成高校での勝利を筆頭に、地区リーグ5連勝を飾るにいたりました。
特にBチームは昨年度も素晴らしいチームだったので今のところ2年間でリーグ戦無敗記録更新中です。
冬までに今井コーチ・渡辺先生に手厚くベースづくりをしてもらっていた選手たちは、
今年度からBの監督になった野田コーチのもと、華開きつつあります。
この野田コーチも今から7年前には今井コーチと渡辺先生の教え子であったことも感慨深いです。
どの試合もそのチームらしい強気なゲームであり、毎回素晴らしい活躍の選手が出てきました。
攻撃の流動性と多彩な崩しが武器のA2と、
2トップと3トップという強力アタッカーを変幻自在に配置するスピーディなB、
この両者のサッカーは、チームを盛り上げるには十分すぎる魅力でした。
そこで、選手にも伝え、各チームの勢いを「昭和第一学園」というチーム全体に活かすべく、
6月はチーム方針を一新し、トップチームには調子のよいA2の選手を多用し、
A2には調子の良いBチームを多用し、地区3部にはBで出場が少ない選手を多用することにしました。
それによりチーム全体のモチベーションの向上と、カテゴリーの閉塞感の除去に成功し、
全チームが全カテゴリーを心から応援できる環境が出来上がりました。
4月5月はまだよそのチーム同士だった雰囲気でしたが、
目指す場所が統一された彼らは、他者を攻撃して自分を慰めるような雰囲気は一切なく、
自然と自分自身に集中し、仲間にリスペクトを持つようになりました。
「何百人部員がいたって、
一つだろ、おれらは」
不思議なもので、そのようなチームの雰囲気はそのまま試合結果に影響することとなりました。
昭和第一学園 3-2 都立駒場
先週から考えればまさかの勝利でした。
前半にタフな守備からカウンターをしかけ、奪ったセットプレーで2点先制しました。
このセットプレーもチームで改善し、整理したものだったので、
チームにあった連敗の不安を払拭するような、「できる」という感覚を掴むことができました。
後半頭に失点するものの、ボランチ吉川の中央からのスーパーミドルが入るなど、
運にも助けられ、ロスタイム最後に相手の意地の1点を許したものの、
大きな勝ち点3を獲得しました。
サッカーとしての勝利というよりも、この不安定な中でチームの一体感で勝ち取った勝利でした。
全国大会出場の経験もあるような名門都立駒場に対して、堂々たる戦いでした。
昭和第一学園 6-1 都立東大和南
この点差は誰もが予想しないものでした。
相手は先月のインターハイで東京都ベスト16に入った今勢いに乗る強豪です。
相手の情報も少なく、都立駒場の勝利は偶然によるものなのかもしれない
という不安とマッチして、緊張感のあるゲームの入りになりました。
しかし、本当にチームは不思議なもので、目白研心の時のようなバラバラ感はそこにはなく、
AもBもない、昭和第一学園として一枚岩のチームがそこにはありました。
「できないことはやらない」「できることで勝つ」「最後はほめる、楽しむ」という
割り切った方向性は選手たちに勇気を与え、
タフに耐えてから前半にフリーキックで先制すると、
後半は相手にハンドでPKを与えた以外は精神的に有利な状態で試合を進めて、
終わってみれば6得点でした。
すべてはA2とBのおかげの勝利です。
下のチームが魅力的に躍動し、そこで活躍した選手たちが堂々とトップで活躍していました。
「乗れている選手を使う」ということがどれだけ大切かを感じた期間でした。
今後はどのように継続的に活躍し続けられていくのかが
選手間での生き残りの条件になってきます。
これからのチームの躍動が楽しみです!!
また、1年生の勢いがなかなか良くなってきています。
夏にABと競争し、リスペクトしあい、
選手権で一体感がもてれば最高です。