卒業にあたり
3年生選手の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
ついこの間入学したと思ったら、もう卒業を迎えるのですね。アッという間の3年間でした。
皆さんにとっての3年間は、充実したものになったでしょうか?
保護者の私にとってのこの時間は、まさに充実したものとなりました。
ただどうしても想いはサッカーに片寄ってしまいますが、、、。
子供たちのサッカーに付き合い、はや20年の月日が経過しました。時は駆け足で過ぎて行きますが、この子供達のサッカーにより、私自身数多くの友人ができ、青春を呼び戻してもらえました。
勝利の美酒も敗北の苦汁もその仲間たちと数多く味わいました。
試合の日が決まれば、自分が試合をするかのように楽しみでワクワクドキドキして待ち遠しくて仕方ありませんでした。

夫婦で試合に向かう車中は、決まってナオトインティライミのmessage!この曲を何回もリピートして気持ちを上げてグランドへと心を躍らせたものでした。
それがなくなってしまうと思うと寂しい限りです。
試合に勝って歓喜の涙を流し、負けて選手と共に悔し涙を流し、そして選手たちのひたむきな努力に涙を流し、大の大人が何度も何度もサッカーに泣かされました。
たかがサッカーされどサッカー、サッカーほど断続的状況の変化、また判断の連続した競技もないと思います。
そのすべてにおいて魅せられました。
今年は、コロナ禍において、活動も制限され納得のいくものではなかったと察してます。
しかしながら、選手権前のTM、vs東京実業では、0-2と負けはしたものの、後の選手権ベスト4相手にあそこまで戦えた事は、我がチームに於いては、ベスト8いや、それ以上の可能性を秘めていた。と私は考えてます。

そして、この時代に順応してやり抜いた事、目標達成はならなかったですが、東京8に向かって掛け替えのない仲間と共有した事、何事にも変えられぬ、大切な宝、絆となったはずです。
最後は祝福して終わりを迎えたかった、一人ひとりにありがとうを伝えたかった。
しかしこれも巡り合わせ、この時代を立派にやりきった事を誇りに、次に向かって欲しいと思います。
長い人生、色々な事が待ち受けています。
そんな時に、支え合える仲間であって欲しいと切に願います。
また、子供たちにご指導いただいた先生方、関係者様、指導者様に心より感謝いたします。
ありがとうございました。
選手たち、沢山の感動をありがとう!
沢山楽しませてくれてありがとう!
なりたい自分に向かって頑張れ!!
ずっと応援しています。
宮岸桂介
顧問より全体へ
2020年度卒業生のサッカー部のみなさん、もうすぐ卒業ですね。
卒業に望んで、私自身を振り返りながら、サッカー部のみなさんのことを振り返りたいと思います。
みなさんは私にとって特別に思い入れのある学年です。というのも、みなさんは私が常勤としてこの学校に採用され部活動の顧問をすることになった時に1年生として入学し、そこから3年間一緒に過ごしてきたメンバーだからです。

1年生の初めのころは、私自身は、みなさんと接する時間はほとんどなかったように思います。私はサッカー初心者で、右も左もわからず(今でもポジションの右と左が分からなくなりますが)、何をすればよいのかわかりませんでした。
みなさんと本格的に接するようになったのは、夏祭りのボランティアからでした。元気で、明るく、でも社会的な経験も少なく、精神的にはまだまだ幼かったみなさんが、一生懸命にそれぞれボランティアの役割を果たしている姿に感動しました。フランクフルトが全部売れたといって喜んでいる姿もよかった。まぁ、着ぐるみ担当の控室を汚していたのには冷や汗をかきましたがね。
その後、上級生との半面での紅白戦でしたでしょうか。当時1年生のみなさんが、上級生を打ち破り、上級生が、悔しかったんでしょうね、悪態をついている姿を見ました。その時に、私はサッカー素人ながら、この1年生はサッカーがうまいなと思いました。しかし、私だけが引率してみなさんを連れて練習試合に臨んだ時には、チームが機能せずそのうまさが出せませんでした。サッカーの指導が難しいと思った初めての瞬間でしたし、これだけうまい選手を勝たせてあげられない悔しさも感じました。どうすればチームに貢献できるのかさっぱりわかりませんでした。

みなさんにとって初めての波崎の夏合宿は、私にとっても初めての合宿となりました。本校のオープンキャンパスが終わったその足で波崎に向かいましたが、当時ナビのついていなかった私の車で夜中に波崎まで行くのは怖かったです。グーグルのナビがよくわからない山道に案内したときは、もう永遠に着かないのではないかと思いましたよ。着いた時にはすでにバーベキュー部屋でミーティングが始まっていました。合宿では、夜のミーティングでコミュニケーションの方法を伝えるミニゲームなどで少しだけ貢献できたかなと思います。それでもサッカーの指導ではやはり貢献できた気はしませんでしたが、合宿ではケガをしてしまった選手を病院に運んでいました。車の中で、ちょっとでも不安がなくなるようできる限り話しかけようとしていたのを覚えています。
1年生大会で、鈴木裕介コーチの指導のもと活躍する姿をみることもできました。指導者や選手の起用の仕方で、さまざまな変化を見せるサッカーをみて面白さを感じるとともに、やはりこの恐ろしく速い判断を迫られるサッカーで、プレーを教えるのは無理なのではないかとも感じました。
なんとかみなさんに貢献できないかと審判の資格をとりにも行きました(相変わらず下手くそ審判ですが)。審判の資格をとったときにみなさんから「この人すごい」と言ってもらえたのはうれしかったなぁ。
ただ、1年生の後半からでしょうか、やはり精神的な未熟さも少しずつ目立ってきたように見えました。明るさが軽薄さに、うまさが雑さにつながっているようにみえました。上級生との軋轢も見え隠れするようになりましたね。

さて、皆さんが2年生になり本格的にA・Bに分かれて龍先生や今井コーチの指導の中で成長していく姿を見ていきました。私自身は新1年生の担当となり、直接サッカー部で接する機会は若干減ったように感じました。自分にもっと指導力があれば、かかわることもできたかもしれません。やはり皆さんが2年生になっても自分自身の不甲斐なさを感じることは多かったです(ちょこっと審判をやったときに試合が荒れて、辛くなりました)。
それでも合宿での姿や自分のクラスにいるサッカー部員の姿をみて、少しずつ少しずつプレーでも精神的にも成長している姿をみることができたのはうれしかったです。冬の合宿でしたでしょうか。相変わらず怪我をした選手の搬送をしているときに、「今このチームはこう頑張っているんです」という今の状況を聞きました。その言葉の力強さに来年度、3年生にきっと結果が残せるという思いを抱きました。
そんな中で、コロナ禍となりました。思うように練習をすることができなくなっていきましたが、動画で自主的なトレーニングをアップするなどそれぞれが工夫して成長していく姿を見ることができました。
そして、3年生を迎えます。
まず驚いたのが、身体がみんなでっかくなっていることでした。あれ、こいつこんなでかかったけ?とびっくりしました。冬の間どれだけ努力を積み重ねてきたのか目に見えるものでした。
その後、やはり私は新1年生の担当となり、練習などで直接みなさんを指導することはありませんでしたが、大きく成長してきたみなさんなら必ずよい結果を残せると信じていました。
コロナ禍の影響で、選手権ではチームに帯同することができる人数も限られます。本校が手伝い担当の際、手伝い要員としてなんとかみなさんの選手権の試合を見ることができました。かっこよかったです。勝った姿を見ることができて飛び上がりたかったほどです(本部手伝いなので飛び上がれませんでしたが)。それと同時に都大会出場を決めた試合を直接見ることが、直接応援することができなかったのはほんとうに悔しかったです。確かに私が行っても貢献できることはほとんどありません。自分の不甲斐なさで悲しくなりました。それでも一番うれしかったのはずっと見てきたみなさんが都大会に出場できたことです。もちろんチームの目標には惜しくも届きませんでしたが、「この子たちはうまい」と思った1年生の時の感覚は間違っていませんでした。そして、ただうまいだけでなく、ほんとうに強くたくましく成長したと思います。それと地区リーグの最後の試合を見ることができてよかった。ほんとうに一丸となって楽しく全力でサッカーができていたと思います。得点シーンでは私も鬱憤を晴らすように叫びました。
さて、いくら話しても思い出は尽きないものですのでそろそろまとめをします(ほとんど自分の主観の話しかしませんでしたね、ごめん)。ほかにも勉強会のことや成績を伸ばし、成績面でも結果を残した代であったことも触れておきたかったのですが、いい加減にまとめに入ります。
一つ目に、私はみなさんのファンでした。龍先生や今井コーチ、裕介コーチのように意味ある言葉を贈ることもできませんでしたし、河野先生のように日々の裏方の仕事を丁寧にできたとも思えませんので顧問や指導者としてどれだけできたかははなはだ疑問です。ただ同じタイミングでこの学校で出会い、失敗やら成長を共有できたことがただただうれしかった。私にとってはみなさんと過ごしたなんてことない日常がとても楽しかったです。うれしい時の声は私にとってもうれしく。辛い時の声は私に様々な気付きを与えてくれました。ありがとうございました。
二つ目に、多くの人たちへの感謝を忘れないでください。私なんかに感謝せんでもいいですが、龍先生や河野先生、今井コーチ、裕介コーチ、川越コーチ、野田コーチの指導があってのみなさんの成長だったなと、私自身が強く感じています。
そして、学校の先生方もみなさんの成長や結果をいつも喜んでくれていました。少なくとも私も周りにいる先生方はみなさんのことをいつも気にかけ、大会の結果を喜んでくれていました。
先輩方にも感謝をしましょう。みなさんが今いる場所は誰かが築き上げた土台の上に成り立っています。よいこともわるいことも何かの現象があって、長所を伸ばしたり改善をしたりしてここまできました。みなさんの貢献もまたぶっとい土台となりますが、まずは先輩方の作ってきたものに感謝をしましょう。
そして、保護者の方に感謝をしましょう。これまでみなさんの成長を見守ってきたのが保護者の方です。サッカーの直接の指導ができない私だから言えるのかもしれませんが、声には出せなくても応援し、ハラハラドキドキしながら一緒に成長してきたのが保護者の方です。それは保護者の方だけでなく、地域の人やクラスメートを含めいろいろな人たちが直接声をかけることがなくても、いろいろな想いでみなさんとかかわってきました。私は顧問だからこうして文章で伝えることができますが、私と同じようにたくさんの思いを持って接してきてくれた方がいると思います。みなさんが私に影響を与えたように、みなさんに影響を与えてくれた人全てに感謝をしましょう。
最後となりますが3つ目に、「生涯向上心を持ち、かつ成功体験を獲得できる人間」というサッカー部の理念を忘れないでください。これからみなさんはそれぞれの場所で生きていきます。何かをよりよくしようと願うとき、そこにはうれしいことだけでなく、恐ろしく大変なことも待ち受けています。そして、その先にほんとうの喜びや成長が待っています。いいこともわるいことも含めて、この3年間サッカー部で学んだこと得たことをそのチャレンジを乗り越える武器にしてほしいと思います。思い出話は20年後くらいでいいと思います。過去をふりかえすぎず、まずは今を全力で、思い出ではなく得た力や成長したエネルギーを使って前に進んでいってください。「あのころはよかったー」っとならないでくださいね。常に「大変だけど今が最高!」となれるように「生涯向上心を持ち、かつ成功体験を獲得」していってください。そして、私がみなさんのファンになったように周りの人たちによい影響を与えられる人物になってくれたらうれしいです。
素晴らしい3年間をありがとうございました。
顧問 渡辺 雄大








